地域の方から「廃棄される予定の人参があるが、人参を掘る体験をしてみますか?」とのお話があり、お会いしました。廃棄と言っても売るには時期を過ぎていますが、まだ食べられるところがある人参でした。全部取っていいということで、みんなで取りに行かせていただきました。ただ力任せに抜こうとすると葉っぱだけが、ブチブチと切れてしまうので、シャベルを使って、とりました。たくさんとれた人参を抱えて就労ホームに持ち帰り、みんなで泥をゴシゴシゴシ・・・。洗うときれいなオレンジ色の人参が!!そして部屋いっぱいに人参の香りがしました。
きれいになった人参を、まず食事課へ毎日の食事に使ってもらえるように箱に詰めて買っていただきました。次に残った人参をカナン勤務の利用者で皮をむいて「人参チヂミ」を作りました。「おいしい~~!!」とみんな口々に言い、モリモリ食べました。まだまだたくさん人参があったので次は「洋風にんじんきんぴら」を作って、販売!!「人参きんぴらいかがですか~?」の声にたくさんの方が買ってくれ、すぐに完売!!みんなで大喜び。
今回は思わぬ形で人参をいただき、良い体験をさせていただきました。SDGsの目標の12番目の「つくる責任つかう責任」の食品ロスの観点から地域の方より、人参をいただき、それを利用者にとっては食育のよい体験となり、また作業の一つ労働としての位置づけで収穫を行い、人参をきれいにしたり加工したりして売れる商品に変えました。様々な効果をもたらした今回の経験を今後も拡げていければと思います。
就労ホームブログ