光の家新生園は障害をお持ちの方々を対象に自立訓練(機能訓練)も行っています。
対象は大きく二通りの方方で、ご自宅で生活されている視覚に障害をお持ちの方と、ご自宅で生活されている高次脳機能障害などで手足に麻痺や失語症などの症状がある方が対象です。
今回は前者のご自宅で生活をされている視覚に障害をお持ちの方の訓練について書かせて頂きます。
視覚に障害をお持ちの方がご自宅を拠点に地域生活を送るための訓練を、国立の専門機関を卒業した「歩行訓練士」が訪問してご自宅などで訓練を行います。
内容はご本人と相談して決めますが、主に白杖を使って単独で目的地へ外出する「歩行訓練」、視覚を活用しないやり方での調理や清掃などの「日常生活訓練」、その他にも点字学習や、音声ソフトを用いてのパソコン訓練、最近ではiPhoneの操作なども訓練として行っています。
自立訓練や機能訓練などというと、なんとなく敷居は高く感じますが、視覚に障害があったとしても自分で決めて、自分で作って食べる、ひとりで歩いて行くということは生活を一新します。
入所の利用のみと思われて、陰に隠れがちな光の家新生園の事業内容について、今後何回かに分けて書かせて頂きたいと思います。