指定障害者支援施設 光の家新生園

障害者支援施設〔訓練型 昭和54年4月開設]

入所支援55名・併設型短期入所2名・生活介護訓練型54名・機能訓練6名

事業内容

障害者総合支援法に基づく障害者支援施設で、視覚障害と他の障害を併せ持つ盲重複障害者を対象としています。 自立に必要な身辺処理・体育訓練・歩行訓練・作業訓練を主とした日中活動(生活介護・機能訓練)と施設入所支援及び併設型短期入所を一体的に提供します。 その他、短期入所や生活訓練ホーム“のぞみの家”(個室)での自立活動も行っています。 利用について 当生活介護事業のサービスを受けるためには、障害福祉サービス受給者証が必要になります。 お住まいの市町村にて障害認定を受けて受給者証を取得することができますが、障害認定の結果(区分)によりご利用いただけない場合あります。 生活介護を利用する場合、通所利用は区分3以上、施設入所支援との併用利用は区分4以上が必要となります。

サービス内容

生活介護 利用者が生活に喜びあふれる生活自立を図ることを目的とし,

・生活訓練(ADL・パソコン・点字等)

・行動訓練(歩行訓練・体育訓練・感覚訓練)

・作業訓練(陶芸・手芸・工作等)

・相談支援及びグループセラピー 等を行っています。

施設入所支援

食事・入浴・身辺処理・健康管理等を 夜間や休日を含めた日常生活全般を通した支援を行っています。

機能訓練

地域での生活自立を目的とし、

・歩行訓練(白杖歩行訓練)

・コミュニケーション訓練(点字学習、音声ソフトでのパソコン利用など)

・利用者様のご自宅への訪問訓練

・高次脳機能障害リハビリ訓練(理学療法、作業療法、言語療法) 等を行っています。

※機能訓練は有期限でのご利用となります。 機能訓練をご希望の方はこちら

短期入所

【基本方針】 光の家新生園は、視覚障害と他の障害が併存する盲重複障害を持つ人を対象とした訓練施設です。当施設の短期入所は、その特徴を生かして、通所利用者が自立に必要な生活訓練

・体育訓練

・歩行訓練

・作業訓練を主とした日中活動(生活介護、機能訓練)の訓練効果を生かすことを目的として、以下の基本方針を掲げてサービスを提供しています。

1.健康的な生活の為に入浴支援及び食事支援の充実を図る。

2.余暇活動を通して他利用者と交流できることで心身活性化効果により精神的安定やコミュニケーション能力の充実を図る。

3.日中活動の利用と共に「できること」の維持を促し、居宅での生活向上を図る。

4.利用者の豊かな暮らしを目標として日中活動の充実と夜間の安眠を図る。

訓練科目

生活訓練

生活訓練には、基礎訓練・身辺処理・自主訓練・応用があります。 歯磨きや洗面などの基本的生活習慣の獲得から、家事訓練や点字学習まで行います。

基礎訓練

歯磨き・洗面・ひげ剃り・手洗い・トイレットトレーニングなどから、着替えや布団の敷き方やたたみ方なども行います。

身辺処理

洗濯・洗濯物干し・布団カバー交換・靴洗い・衣類整理から、洗面台掃除や居室の掃除機かけなども練習します。

自主訓練

訓練時間に習得した身辺処理技術を確実なものとして、日常の生活の場面で生かせるようにします。

応用

進路に即して内容を検討し、実施します。お茶入れ、トイレ・廊下の掃除、衣類の補修・管理、生活マナー、調理実習、点字学習などを行います。

その他

生活訓練では、毎年全員のレッドチェック(虫歯のチェック)を行い、口腔内の健康管理に努めています。

行動訓練

体育訓練・歩行訓練・感覚訓練を行っています。

作業訓練

作業訓練には、陶芸・木工・籐細工・手芸があります。 各作業を通して、基本的な手指機能(手指の巧緻性)を養います。 また、幅広い経験を通して各自の能力を開発していきます。

・陶芸 粘土を使用した触覚への刺激を中心に、前庭覚刺激を促し精神面の安定を図り、創造性の開発と概念形成などを目標にした造形作品作りを行います。

・木工・籐細工 対物との関係理解・対比較の方法と概念理解を促し、具体的な作品作りを行うことで、平面や立体、空間中の位置理解を図ります。

・手芸 緻密で複雑な作業を行うことで、手指の巧緻性を養い、職業能力の開発につなげます。

・その他

手さぐりの作品  作業訓練では広く社会の皆様方へ訓練成果をご覧頂くべく『手さぐりの作品展』を毎年開催しています。

様々な作品展への出展を積極的行い、各方面より多数の賞を頂いています。 出展を通じご利用者様夫々の自信或いはやる気に繋げています。

生活支援

健康管理、身辺処理・食事・入浴・買い物や小遣い等日常生活全般の指導、カウンセリング等 自治活動、余暇活動の指導 聖書集会(毎週水・金・日)、全体朝礼(毎週月曜日)、聖歌隊 他

施設行事

二泊旅行、運動会、バザー、社会見学、クリスマス、スポーツ大会など、年間を通して様々な行事があります。

クラブ活動

自主性の育成と社会性を獲得するための場として、運動クラブ・卓球クラブ・音楽クラブ・演劇クラブ・料理クラブ・鉄道クラブの6種類から所属先を選び、主として毎週金曜日に活動をしています。

音楽活動

サウンドトレーニング サウンドトレーニングとは、音楽に関して特筆した才能を持つ利用者を対象に、音楽を礎とした様々な指導や音楽的療法を施す東京光の家全体で行う独自の活動です。 現在、サウンドトレーニングでは11名の盲重複障害者が『光バンド』として各地で演奏活動を続けています。 『光バンド』のメンバーは、視覚障害に加えて二重三重の様々な障害の重荷を背負っています。しかし、彼らには“音楽”という素晴しい才能が与えられました。現在彼らは、視覚障害者の総合施設である「東京光の家」で作業や自立に向けた訓練に励んでいます。その中で、この音楽活動のための練習時間は、週に1度水曜日の午後に行っています。 『光バンド』は、平成元年(1989年)6月、リーダーである高橋正秋を中心に5名でスタートしました。 年間の演奏活動は10回以上に及び、地元を中心に全国各所からの出演依頼を受けてコンサートを開いています。また、海外於ける演奏活動も1999年にはスウェーデンで、2013年にはハワイで実現させました。 嘗てはその名称を『正秋バンド』としておりましたが、結成後四半世紀が経過し更なる飛躍へのスタートラインに立つべく、平成26年(2014年)4月『光バンド』へと改称致しました。

 

 

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